NEW NORMAL~日本版Community Oncology Practiceの実現~
今、日本で化学療法(抗がん剤治療)を受けることを希望すると、大学病院や総合病院などのいわゆる大病院に通院するしかありません。
しかし1日の抗がん剤治療自体は1、2時間程度であっても、大病院では待ち時間が長く、
家を出てから帰宅するまでに7、8時間かかることも珍しくありません。
それによって仕事や学業との両立が難しくなるなどの不利益を被る患者さんを何人も経験してきました。
一方、アメリカでは外来でできる化学療法はかかりつけ医で行い、入院が必要な化学療法は地域の基幹病院に依頼するという
Community Oncology Practiceの考え方が浸透しています。
これにより通院の負担が軽減し、待ち時間も大幅に削減できることから、治療と社会生活を両立することが可能となります。
これはまた同時に大病院の負担が減ることも意味しており、より高度な医療の提供に注力できます。
治療ももちろん大切なことですが、社会生活の維持も同様に大切です。
治療と社会生活の両立こそが医療の目指すべきところと考えており、当院は“日本版Community Oncology Practice”の実現を目指します。
当院と他の医療機関との連携を強化し、他院受診や入院が必要になった場合に患者さんやご家族の希望などをお聞きしながら、
スムーズに受診・入院できるようにサポート致します。
また、診断・治療するだけが医療ではないという信念から「自宅での介護・療養が難しくなってきたがどこに相談すればいいか分からない」
「治療・通院と仕事/学業の両立に不安がある」「治療費が気になる」など
介護や社会・経済的問題にも個々に寄り添って、医療以外の部分もサポート致します。
従来のCTに比べてX線への被曝量が少なく、検査中も患者さんにスタッフが付き添うことができることも他のCTにはない大きな特徴であり、
より安心感のある検査を提供できます。
骨粗鬆症に対しても診断や治療が可能です。
当院では安全キャビネットを導入しております。
この機械によって安全に抗がん剤を調整することができ、外来化学療法(通院でも抗がん剤治療)を実現します。
最新の測定機器を導入し、網状赤血球を含む血算や生化学はもちろん、凝固系や腫瘍マーカー、免疫グロブリンなど
大病院でもすぐに結果が判明しないような項目までも院内において短時間で測定することができ、速やかな診断・評価・治療が可能になっております。
血液を造る工場が骨髄(骨の真ん中)です。
そこの検査を当院ですることで他院を受診しなくても血液疾患の正確な診断が得られ、適切な治療に進むことができ、
治療後も再発していないか継続して確認できます。
〒589-0004大阪府大阪狭山市東池尻4丁目1333